私達が生活していくためには「衣・食・住」という環境が必要です。
    あなたの身の回りには何がありますか?

       ● 携帯電話

       ● 腕時計

       ● 自動車

       ● ポータブルオーディオプレイヤー

       ● ペットボトル


    容易に様々な工業製品を見つけることができるでしょう。
    それらは、同じ商品を購入すれば、みな同じ形状をしていませんか?

    同じ形状を作るためには基になる型が必要になります。

身近なところでたい焼きを例にあげてみましょう。
たい焼きは、小麦粉を水で溶いて、熱せられた鉄の型に流し込み、ふんわり焼き上げます。

そう、これこそが「同じ形状を作る」ことなのです。





先に挙げた工業製品も同じように、プラスチックを溶かし、金型に流し込み、冷まして固めているモノもあります。


 

 

 

身の回りにある多くのモノはプラスチックでできています。
プラスチックという素材が、安価で、成形しやすく、さまざまな特性をもつ種類があることが理由の1つです。

工業製品は、大量生産が目的でもありますので、たくさんの同じ形のモノをいかに安く、効率的に、精度良く作るかといった場合、金型は欠くことができない存在になっています。
あなたは、一度は100円ショップに行ったことがあると思います。

多くのプラスチック製品が陳列されていますが、プラスチック製品はなぜそんなに安く売ることができるのでしょう。

それは、同じ製品をたくさん作ることによって単価を安く抑えることができるからです。

その数は数十万個に及ぶこともあります。

身の回りには多くのプラスチック製品がありますが、形状や素材によってさまざまな成形方法があります。

 

  • ノートパソコンや携帯電話のボディを成形する射出成形。
  • 暖めた樹脂を風船の用にふくらますペットボトルはブロー成形。
  • 船のような大きな形状を作るFRP成形。
  • 車の金属ボディを作る板金成形。



北越金型では工業製品には欠くことのできない、様々な材料に合わせたプラスチック射出成形用金型を製造しています。例えば下記のような製品です。

 

■自動車の内装部品(ABS) ■劇場用トレイ
■ギヤパーツ(POM) ■透明部品(PC)

 

守秘義務があるため写真は掲載できませんが難易度が高いPPS樹脂も得意分野です。



高度経済成長の主軸にもなり製造業に欠かすことができないのが金型製造業です。日本のモノづくりには金型がなくてはならないと言っても過言ではないはずです。
高度成長期には仕事が増え、利益率も高かったことから、独立した金型工場が生まれ、従業員数20名以下の零細企業が増えました。

 

多くの金型製造業は、自動車産業や家電産業の下請けとして成り立っています。お客様である製造メーカーの要求に応えられなければ受注は減ってしまいます。さらに、経済の低迷に伴い、金型業界も淘汰され倒産する会社も少なくありません。

会社独自の特色を持つことも重要な課題となっています。

昨今の家電製品に多くみうけられる「小型化」に伴い、金型もより精密な加工が必要となってきています。精密な金型を製作するには、精密加工が可能な加工機と高いレベルの加工技術が必要になります。北越金型では、お客様のニーズに応えるために日々努力しています。

現在の金型設計には3DCADは必要不可欠です。お客様からいただくデータも3Dデータが大半を占めます。

北越金型では、設計用3DCAD、マシニングセンター等のデータを作成するCAMと最新鋭のソフトウェア、ハードウェアを導入しております。金型製作にはこれらのソフトウェアを使いこなせる能力だけではなく、金型に関するノウハウも必要です。昭和51年より金型を設計・製作している北越金型の金型ノウハウがあれば様々な金型に対応できます。

携帯電話をはじめとする多品種少量生産により、リードタイム(開発期間)の短縮が、金型製造期間の短縮にもつながっています。必ずしも良いことばかりではないですが、加工のオートメーション化や高速加工で対応しているのが金型業界の現状です。良いモノを作るには時間が掛かるという事を再認識する必要があるでしょう。

製造業のグローバル化が進み、組み立てや開発までもを海外拠点で行うメーカーも多くなってきました。そのため雑な金型やアフターフォロー無しの安心できない金型が増えてきています。これでは、せっかく高いお金を掛けて製作した金型の意味がありません。

北越金型は、より早く、精密に、確実に高精度の金型を作っています。MADE IN JAPANに誇りとこだわりを持ち金型を製作しています。そしてアフターフォローも含めた安心の金型製作を行っています。

 

技術のIT化が騒がれて10年ほどが経ちましたが、ITバブルも終局を迎えました。結局、それら最新機器やソフトウェアを使うのは「人」だということに気がついたからでしょう。
金型製造においても、どんなにNC加工機の精度が向上しても、機械の加工精度はまだまだ「職人」には勝てません。職人が今まで蓄積してきた「設計・製造のノウハウ」はお金では買えません。北越金型では、このお金では買えない「職人の手(技術)」による匠の技術の伝承にも力を注いでいます。